天上山(てんじょうざん)
 
単独 2018.09.17 |☂
天上山林道煤井谷登山口(7:09/13)→天上山林道→峠(8:33)→林道石ヶ谷線分岐(8:37)→林道滝谷線分岐(8:38)→作業道(9:01)→正木山(9:47)→岩稜(9:59/10:11)→湯来町行分収林碑(10:26)→871峰(10:30)→登山道(10:54)→横泓ルート分岐(11:00)→天上山(11:01)→南尾根の岩稜(11:30/36)→林道滝谷線(11:49)→煤井谷ルート取付(11:52)→煤井谷への支尾根径分岐(12:15)→煤井谷の滝(12:38)→丸木橋(12:54)→起点(13:18/55)

軌跡図
                                                            所要時間:6時間05分、歩行距離:12.5㎞

 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。

アルバム
9月5日に歩いた岩淵山http://www.anoyama-konoyama.net/180905.htmlの続きで、湯来町側から天上山を周回した。煤井谷(すすいだに)ルートの登山口があるお宮の境内に車を駐めて、天上山林道を筒賀方面へたどる。急斜面に付けられた道は、山襞にそってぐにゃぐゃ曲がりながら、少しづつ高度を上げていく。岩淵山北東尾根への取付は見当たらず、起点から1.6㌔ばかりのところが法面のない緩斜面になっていた。稜線がすぐそこに見える。さらにポレポレペースで約25分、煤井谷川左谷の突き上げに至る。右手にササの茂る地形図破線径があり、道路向かいの尾根に山道が付けられている。きっと、岩淵山へつながっているのだと思う。先の北東尾根と合わせて、こんど調査してみなくては。

天上山林道煤井谷登山口(7:14)

煤井谷川左谷の突き上げ
(水色矢印は岩淵山取付)(8:04)
さらに25分、石ヶ谷川左岸尾根の峠を越える。ほどなく左から林道石ヶ谷線が出合い、そのすぐ先で右に林道滝谷線が分かれる。滝谷線は、天上山南面から滝谷川左岸へ下って松原に出るが、通行止めになっている。滝谷線を行けば途中に天上山への登山道取付があるが、この際、分れからヒノキ林の尾根に取り付く。林床の灌木やササは薄く、難はない。ひと登りで、地形図の作業道に出合う。

天上山林道の峠(8:32)

林道石ヶ谷線(左手の径)分岐(8:37)

林道滝谷線(右の道)分岐(8:38)

作業道(9:01)
アップダウンを繰り返しながら高度を上げること45分、天上山主稜線の正木山に達す。広島市と安芸太田町境界の切り分け径は、ササや灌木に覆われているが、イバラやクモの巣も少なく、歩き易い。

正木山山頂(広島市安芸太田町境界尾根)(9:46)

正木山三角点(900.3m)(9:47)
次のピークがけっこう長い岩稜だったり、871峰の手前で湯来町行分収林碑に出会うなど、見晴らしはなくても、変化に富んで愉しい。正木山から約1時間で登山道に出た。北(左)に下れば引き明けの森。右(南東)に行って、横泓(よこぶけ)ルート分岐を右に取れば、天上山の山頂だ。西面が切り払われて開けているが、今にも降りだしそうな曇り空、十方山など西中国山地の山嶺は望めない。

岩稜に立ち塞がる大岩(10:02)

岩稜(10:11)

湯来町行分収林碑(10:26)

登山道(10:54)

横泓
(よこぶけ)ルート分岐(11:00)

天上山山頂(11:01)
南尾根の径を500mも下ると、岩稜になって足下が開け、眼前に佐伯区の山なみが広がる。さらにひと下りすると、丸太柵付きの階段道になって、林道滝谷線に出た。ここでついに雨が降りはじめ、傘を出す。

岩淵山など 天上山南尾根
(標高855mあたり)より(11:26)

天上山南尾根の岩稜(11:30)

大草谷(左)、810.4峰、煤井谷(右) 岩稜より(11:35)

天上山取付(林道大滝線)(11:49)
北西25mのところで、斜面崩壊が起きていた。うーむ、これは通行できない。南東に50m、U字カーブの右手(南)に煤井谷ルートへの取付がある。こちらも丸太柵付きの道だけど、注意深く見ないと分からないほど茂っている。中に入っても、道は腰下のササにほとんど覆い隠されている。たまらずレインパンツをはくが、ウエアまで着る気にはなれない。なので、上半身はしっかり濡れる。

天上山取付近く(北西)の斜面崩壊地(11:50)

煤井谷ルートへの取付(11:52)
林道から約450m(約20分)のピークで、煤井谷へ下る径が西支尾根に分かれる。径を蔽うササはいよいよ密度を増して、滑る足元がよく見えない。なので、歩き難いことこの上ない。もう、びしょ濡れになって煤井谷に降りた。そこには、立派な露岩滝が。来シーズンは、ぜひともこの谷を遡ってみなくては。

煤井谷へ下る支尾根径分岐(12:15)

煤井谷の滝(12:38)
左岸の道を10分ばかり下ったところで、右岸に丸木橋が渡されている。もはや残骸といってよく、とても通れないので、河原に降りて飛び石渡渉。右岸の道は、途中河原に降りたりするが、しまいは平坦なスギ林になって、起点のお宮境内に出た。

元丸木橋(12:54)

煤井谷(丸木橋の下流150mあたり)(12:59)