観音山(かんのんやま)(火瀧山(ひたきやま))
 
2人 2018.05.15 
瀬戸田港(9:07/25)→垂水サンセットビーチ(9:46/51)→日瀧山道起点(10:01)→展望所(10:22)→登山口(10:53)→火瀧観音鐘楼(11:29)→観音山(11:33)→東屋(11:37/12:22)→454峰(12:46)→展望所(13:05)→伊豆里峠(13:06)→登山口(13:17)→伊豆里農免道竣工記念園地(13:19)→起点(14:10)
軌跡図
                                                              所要時間:4時間46分、歩行時間14.6㎞

 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。

アルバム
カミさんと「しま山」ハイク。生口島の観音山に出かけた。三原港8時35分発の船で生口島へ。瀬戸田港に9時07分に着き、登山口のあるサンセットビーチ方面のバスを待つも、次の便は9時39分とのこと。地元のバス待ち人は、歩いても大したことない、とおっしゃる。しまなみスリーデーマーチで体験済みの僕は、大したことがあるのを知っているけれど、カミさんは即決して歩きはじめる。まあ、きれいな海に間近で親しみながら、自歩道(自転車歩行者道)をウォーキングするのも悪くない。

高根大橋と瀬戸田港桟橋(14:07)

観音山連山 瀬戸田漁協北の駐車場より(9:27)
予想どおり時間がかかるが、うまい具合に行程三分の二の妻谷BSでバスに追いつかれる。これ幸いと乗せてもらい、一駅先のサンセットビーチ前へ9時44分に到着。この際、ビーチに寄り道して、カミさんに島ごと美術館「空へ」のオブジェを見てもらう。観音山への道は、ビーチ前のR317を東に分けて、ミカン畑の間を上っていく。

サンセットビーチの島ごと美術館「空へ」(9:49)

観音山入口(9:51)
10分ほどで、道のへりに日瀧山道起点を記した石標を見る。家並みは途切れ、いよいよ火瀧観音参道の始まりということか。600mばかり上がり、支尾根を回り込むと、なだらかな北西頂稜が姿を見せはじめる。

火瀧山道起点を記した石標(10:01)

観音山 登山道路標高80mあたりより(10:11)
道は、山襞に沿ってくねくねと高度を上げていく。で、次の支尾根を右に回り込むところが、素敵な展望休憩所になっている。眼下にサンセットビーチ、碧海に浮かぶしまなみは大三島、瓢箪島、高根島(こうねしま)、そして彼方に白滝山や竜王山の連なり。夏日の気温に霞んでいるけれど、しばらくとどまっていたい眺めだ。さらに1.2㌔ばかり上がったところで、左手斜面に登山道が取り付いている。

展望休憩所(10:22)

サンセットビーチ 展望休憩所より(10:24)

ひょうたん島 展望休憩所より(10:24)

観音山登山口(10:53)
観音山の北面をジッグザッグに刻んで高度を上げ、やがて北稜西面の横手道となり、頂稜の東屋に達す。木段の整備された広葉樹の落葉道は、歩き易く心地よいが、なかなか登りごたえもある。左手(南西)に火瀧観音のお籠り堂とお堂、右手(北東)に鐘撞堂が建っている。地元の人たちに信仰の山、憩いの山として親しまれている様子がよく分かる。観音堂の軒下から大三島の古城島や鷲ヶ頭山を眺めることはできるが、多々羅大橋を俯瞰することはできない。総じて、開けた南面には樹木が育ち、両サイドを尾根が遮っているので、見晴しは今一である。

登山道(標高410mあたり)(11:19)

登山道(頂稜直下)(11:27)

頂稜の東屋(11:41)

鐘撞堂(11:29)

お籠り堂(11:40)

火瀧観音堂(11:39)
とりあえず、北東に頂稜をたどり、三角点と観音山のてっぺんをめぐる。山頂はベンチのある平坦地だが、南に樹木越しの北浦港(伯方島)と大島が見えるだけ。東屋に戻って、お弁当を食べる。南面に荻コースが下っているが、あまり踏まれていないのか、茂っている。南西尾根にも踏跡があり、槇ヶ原へ下る破線径が健在なのかもしれない。北東の主尾根をたどって、伊豆里峠へ。

荻コース取付(12:22)

北西尾根コースと思われる西尾根の道(12:17)

観音山三角点(11:30)

観音山山頂(12:25)
闊葉樹林の広い尾根で、展望はないが、素敵な林間の漫歩道が続く。標高320mあたりから開けて、行く手にピラミダルな395.9峰が見えるようになる。

伊豆里峠コース(観音山の東鞍部手前)(12:28)

伊豆里峠コース(鞍部から次のピークへの上り)(12:35)

454峰山頂(12:46)

395.9峰 伊豆里峠西の標高300mあたりより(13:03)
ほどなく展望所となり、左手に瀬戸田の高根大橋、右手に荻のハナグリ鼻などを同定。すぐ下の鞍部が伊豆里峠(いずりだお)で、中野ダムへの道が上り返し、福田方面への道が左に下っている。主脈をたどってみたいところだが、帰りの船便を口実に、楽ちんなほうを選ぶ。10分で伊豆里農免道に出て、あとはポレポレ起点に還るだけ。時おりただようレモンの花の香り、福田の家並みの静かな佇まい、1時間近い長い道のりだけど、そんなに悪くはない。

伊豆里峠手前の展望所(13:05)

伊豆里峠(13:06)

観音山伊豆里峠コース登山口(13:17)

観音山(右奥) 伊豆里農免道より(13:41)