真田ヶ岳(しんたがだけ)・白石山(しらいしやま)
 
単独 2016.06.18 
荷卸峠Ⓟ(7:36/41)→真田ヶ岳登山口(7:59)→林道終点(8:09)→才ヶ峠(8:28)→真田ヶ岳東峰(8:43)→真田ヶ岳(9:19)→西尾根鞍部(9:35)→泉水原GC南の里道(10:10)→荷卸峠(R376)(10:24)→320.9m峰(10:44)→展望岩(11:55)→白石山(12:38/13:16)→物見岩(13:20/35)→白石観音(13:39)→蝙蝠岩(13:53)→数珠掛岩(13:58)→登山道入口(14:07)→林道終点(14:16)→山道終点(14:26)→開作林道終点(15:49)→R376(16:01)→起点(16:39)
アルバム

荷卸峠Ⓟ(7:40)

荷卸橋(7:48)

真田ヶ岳登山口(7:59)

林道才ヶ峠線終点(8:09)

才ヶ峠(8:28)

真田ヶ岳 東峰より(8:43)

山口尾 真田ヶ岳東稜標高585mあたりより(9:11)

真田ヶ岳山頂(9:19)
徳地の里山、真田ヶ岳と白石山を歩いた。荷卸峠(におろしだお)の駐車場(R376)に車を駐める。まずは真田ヶ岳へ。R376を西に120mばかり行き、左の里道に入る。すぐ、中国自動車道を跨ぐ荷卸橋北詰に出る。渡って右に130mばかり行くと、左に林道才ヶ峠線が分かれる。ここが、真田ヶ岳の登山口。舗装林道は600mで終わり、山道になる。倒木で荒れたところもあるが舗装されており、手摺付の階段まで現れて、公園遊歩道のような山道である。手摺付の階段は、才ヶ峠から左(東)の尾根に続いて、平坦な肩で終わっている。広い開削地は、マツや雑木が茂って眺望も何もあったものではない。灌木の下に碍子やワイヤーが散見される。あとで、ここにKDDIの電波塔が立っていたことを知り、山道のあり様などに納得する。この際、東尾根のピーク(東峰)まで足を延ばしてみた。雑木に覆われた山頂に見どころはなく、真田ヶ岳を垣間見て才ヶ峠に戻る。才ヶ峠から真田ヶ岳への尾根径は、よく踏まれている。途中に、山口尾方面を観望できるところもあり、ルンルン気分で真田ヶ岳山頂へ達す。明るい山頂ではあるが、周りの雑木が邪魔をして眺望はない。早々に西尾根へ下る。

真田ヶ岳西尾根鞍部(9:35) 

泉水原GC南側の里道(10:10)

荷卸峠の白石山取付(10:24)

320.9m峰西稜(10:39)

伐採植林地の始り(11:01)

真田ヶ岳 展望岩より(11:56)

蕎麦ヶ岳 展望岩より(11:56)

経塚岳(右端) 展望岩より(11:56)
途中、蕎麦の実の形をした蕎麦ヶ岳の頂を樹木越しに見る。踏跡も微かに残って、難なく鞍部に降りる。北の谷に下ると、右岸にかつての山道が残っている。次第に途切れ途切れになって、ついには見失うが、大ヤブはなく容易。鞍部から35分で泉水原GC南側の里道に出た。右にとり、中国自動車道のアンダーパスを潜る。そこは、車が引っ切り無しに行き交うR376の荷卸峠。隙をついて走り渡り、東に130m行ったところから白石山に取り付いた。稜線に上がると、切り分け径が現れて気をよくするが、すぐにシダが茂り始める。320.9m三角点から340mばかりのところで、ヤブから解放される。尾根の西側が伐採植林地になって開け、真田ヶ岳や蕎麦ヶ岳連山が観望できた。が、快適な稜線漫歩は15分と続かない。さいわい、再開したヤブ尾根には微かに切り開きが残っている。大ヤブ漕ぎにならないことで、良しにしよう。徐々に高度を上げること40分、素敵な展望岩にめぐり会う。436m標高点の下にある大岩で、四周に遮るものがない。しばし、絶佳の眺望を楽しむ。

白石山山頂(12:38)
物見岩(13:20)

狗留孫山 物見岩より(13:21)
白石観音(13:41)
そのあとも薄いヤブ尾根が40分続いて、ようやく白石山の山頂に飛び出した。三角点に腰掛けて昼食。山頂は樹木に囲まれているが、北面と南面に展望岩がある。北面の展望岩に立つと、物見ヶ岳、高羽ヶ岳、十種ヶ峰の山容を確認できる。南面の展望岩は、立木が邪魔をして今一つ。東に登山道を下る。ほどなく素敵な展望テラス、物見岩に着く。眼前に狗留孫山、彼方に金峰山、長野山、石ヶ岳などが同定できる。北に80mばかり下ると、かつて修験場だったという巨岩群の下に出る。穿たれた岩穴に仏様が祀られ、傍らに白石観音と記されている。

数珠掛岩(13:58)

作業道広場(14:01)

登山口(14:07)

引廻川右岸の林道終点(14:16)
さらに130mばかり下ったところで、左の横手道と右の谷道に分かれる。左のメインルートを捨てて、右の引廻ルートを選ぶ。蝙蝠岩、舟岩、数珠掛岩、狼岩などの巨岩が道のへりに続いて、退屈しない。20分足らずで作業道に出た。ほどなく、登山口のある田園道に合流。右にとって、引廻川右岸沿いの林道を南下する。

引廻川と二の宮川の分水嶺(15:13) 

谷径に架かる古い木橋(15:44)

林道開作線終点(15:49) 

林道開作線起点(15:56)
道は、500mばかりで作業道となり、やがて山道に変わって、そして消失する。それでも、源流域まで途切れ途切れに踏跡が続いている。が、そのあとがいけない。ヤブを分けて稜線に上がると、いやなシダ漕ぎが待っていた。当初、稜線には切り分け径が残っていると目論んでいたが、とんでもない話。300m、20分、シダヤブに悪戦苦闘して、右の谷へ退散。谷は、倒木で荒れてはいるが、穏やかで踏跡も残っている。少し下ると、明瞭な径になり、ほどなく林道開作線の終点に出た。気分爽快な心地で、林道をたどる。やがて開作の集落が開けて、R376に合流。車が猛スピードで行き交う道の端を、大汗をかいて起点に還った。



軌跡図
                                                   所要時間:8時間58分、歩行距離:16.9㎞