曾場ヶ城山(そばがじょうやま)水ヶ丸山(みずがまるやま)
 
単独 2016.01.05 /☂
JR八本松駅(7:22/25)→曾場ヶ城山取付(7:39)→供養塔(7:48)→三の丸跡(8:16)→二の丸跡(8:28)→本丸跡(8:32)→曾場ヶ城山(8:48)→549m峰(9:06)→小倉神社分岐(9:11)→561m峰(9:23)→弥仙山(10:13)→黒瀬幹線鉄塔24(10:20)→セノハラ峠(10:28)→水ヶ丸山(11:07/59)→笹ヶ峠分岐(12:05)→571m峰(12:22)→514m峰(13:08)→東広島南西条線鉄塔47(13:35)→鉄塔46(13:41)→県道174号瀬野呉線(13:53)→JR瀬野駅(15:24)
アルバム

曾場ヶ城山取付(R2五号横断橋南詰)(7:39)

戦没者供養塔(7:48)

曾場ヶ城二の丸跡(8:28)

曾場ヶ城本丸跡(8:33)

原の家並みや鏡山など
 本丸跡より(8:34)

曾場ヶ城山山頂(8:49)
昨日(1/4)の続きということで、JR八本松駅を7時25分に出発。駅前の横断陸橋から曾場ヶ城山の連なりを一望できる。大山峠から繋ぐことも考えたが、城跡巡りも捨てがたい。で、曾場ヶ城山東尾根ルートを行くことにする。駅前三叉路の県道67号線を80m計り行き、右の里道に入って南下。国道2号線に架かる5号横断橋を渡って左に取れば、すぐ山道になる。250mも上がると戦没者供養塔が現れ、南側で七ツ池からの尾根ルートに合流している。供養塔にお参りして振り返れば、深堂山(しんどうやま)と虚空蔵山(こくぞうやま)を背にした八本松の町並みが開ける。よく踏まれた尾根ルートは快適で、三の丸跡、二の丸跡、本丸跡と巡る。二の丸跡の手前から八本松八十八石仏が祀られていたり、矢竹のトンネルがあったりして飽きない。また、本丸跡から眺める八本松町原の家並みや霧の海に浮かぶ山なみも素晴らしい。606.8m三角点のある曾場ヶ城山は、一ツ城跡と記され、小さなベンチとテーブルが置かれている。本丸に次ぐ削平地に史跡らしい雰囲気はなく、雑木が育って展望もよくない。地元では大山(おおやま)の名で親しまれ、かつて休憩小屋が建っていたという。

小倉神社分岐(9:11)

長者山、八世以山など 561m峰南西稜より(933)

弥仙山(652m峰)、水ヶ丸山
 弥仙山東のピークより(9:54)

陸上自衛隊演習場など 弥仙山山頂より(10:10)

曾場ヶ城山 弥仙山山頂より(10:14)

セノハラ峠(10:28) 
大山峠ルートを右に見て、南西尾根のよく踏まれた道を下る。20分で鞍部に降りる。十文字の峠で、左が小倉神社、右が西国街道(旧山陽道)へ繋がっている。昨日、黒瀬幹線鉄塔19で終わった境界尾根が、またここから始まる。561m峰を越えるころから、ポツポツ岩稜が現れて稜線漫歩を楽しめる。とりわけ、長者山から八世以山を経て国道2号線に至る稜線や、箱庭のような原地区の景色を眺めるのは愉快だ。652m峰はマツ林の山であるが、ほとんど岩峰と言ってよい。東側が素敵な展望地になって、山頂に弥仙山と記されている。山の姿かたちから「みせんやま」と名付けられたのだろうか。弥仙山からは西尾根に入り、黒瀬幹線鉄塔24で南西に転じて急斜面を下ると、程なくセノハラ峠に出た。右に下れば瀬野川公園で、水ヶ丸山のメインルートになっているようだ。水ヶ丸山へ上り返す途中、標高603m付近で北面が開け、高鉢山(たかはちやま)、安駄山(あんだやま)、白木山連山まで見渡せた。
 

水ヶ丸山山頂(11:07)

笹ヶ峠分岐ピーク(12:05)

東広島南西条線鉄塔47 後背は鉾取山(13:35)

下山地点の熊野下跡(県道175号)(13:53)
奥野原登山口分岐、下切分岐を経て水ヶ丸山山頂に達す。セノハラ峠から1㌔、38分の道のり。山頂東側に展望があり、西条盆地を眺めながら具沢山のラーメンを食べる。下切分岐へ戻り、西尾根の道に入る。200mで笹ヶ峠へ下る主尾根と下切支尾根の分岐ピークに出る。小田山へと南下する主尾根に別れを告げ、下切支尾根へ下る。疎林の尾根に明瞭な広い道があるが、倒木の多いこと。ようやく東広島南西条線鉄塔47に至り、鉾取山(ほことりやま)を間近に見る。尾根は北西に流れ、踏跡が続いているが、送電線管理道にエスケープ。降りたところは、県道175号瀬野呉線の熊野下跡バス停である。示し合わせたかのように雨が降り出した。うーむ、尾根を下らなくてよかった。当初、舛越峠から坂山経由で瀬野駅に向かうつもりであったが、雨の中を上り返す元気はない。熊野川沿いの集落を巡りながら県道を下って2号線に出た。瀬野駅までの1.7㌔が長かったこと。



軌跡図
                                                   所要時間:7時間59分、歩行距離:18.2㎞ 
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。