船通山(せんつうざん)
 
単独 2015.10.19 
中萩の林道船通山線入口(7:57/8:16)→竜駒峠(8:40)→767.7m三角点(9:00)→955m峰(9:55)→1020m峰(10:56/11:04)→船通山(12:06/40)→天狗岩の上(12:57)→避難小屋(13:08)→休憩所(13:14)→登山口(13:30)→船通山眺望広場(13:44)→起点(14:02) 
 
竜駒(りゅうこま)から船通山まで、県境尾根を歩いた。広域基幹林道船通山線入口に車を駐める。まずは、県道15号横田多里線を辿って竜駒峠に向かう。530m計り行ったところで、車のカギを掛け忘れたような気がし出し、起点に戻る。カギはちゃんと掛けていた。幸先の悪いことである。当初、奥鈩原(おくたたらはら)までピストンするつもりだったが、この際、止めにする。スギ林の急斜面に取り付いて稜線に上がる。微かな踏跡があり、程なくササに埋もれた767.7m三角点に出合う。はじめは下生えのないスギヒノキ林だが、すぐにササが茂る闊葉樹林の尾根になる。それでも、大したヤブではないので、940m標高点、955標高点と順調に高度を上げて行く。1000mを超えるとミズナラにブナが加わり、樹林の彩りも華やいでくる。1020m峰には簡単に登れるブナの小木があり、眼前に少し色づいた船通山の西面、南から東のかなたに、道後山、稲積山、鬼林山、岩倉山、花見山などを同定した。容易だったのはこのあたりまでで、痩せ尾根の灌木は濃く、北側の斜面を木登りでへつることが多くなる。標高が1100mを超えると、ササは身の丈以上になり、尾根いっぱいにリョウブが枝を広げて通せんぼ、という有様。下りならさほどのことはなかろうが、少しの間、本格的にヤブをこいで山頂広場に飛び出した。はじめはひとり占めにしていた絶佳の山頂だが、程なく島根県側から登山者が続いて、にぎやかになる。東側のベンチに陣取って昼食を取る。あいにく大山、三瓶までは見えないが、道後、比婆山の連山や出雲の山々を同定できた。下山は大イチイ、天狗岩にご挨拶して、健脚コースを下った。登山口からは船通山林道を辿る。途中、眺望広場から眺める船通山の紅葉は、始まったばかりの様子だ。暖かい日が続いているので、今年はあまり期待できないかもしれない。起点に還り、奥鈩原への再訪を期して帰途につく。
アルバム

中萩の船通山林道起点(8:02)

竜駒峠(8:46)

767.6m三角点(9:00)

955m峰(9:55)

1020m峰(10:56)

船通山 1020m峰より(10:59)

花見山(左奥)、大倉山、鬼林山
 1020m峰より(11:49) 

稲積山、道後山(右奥)など
 1020m峰より(11:00)

リョウブの叢枝
 船通山西尾根1100mあたり(11:49)

山頂避難小屋 直下のササヤブより(12:01)

船通山山頂(13:37)

1020m峰と船通山 船通山眺望広場より(13:44)



軌跡図
                                                   所要時間:5時間58分、歩行距離:10.9㎞ 
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。