三瓶山(さんべさん)
 
2人 2015.09.11 
西の原(9:25/34)→扇谷道分岐(9:59)→西の原ルート→子三瓶分岐(11:18)→男三瓶山(11:22/58)→銀名水分岐(12:02)→女三瓶分岐(12:50)→天井ヶ原分岐(13:02)→名号ルート登山口(13:14)→姫逃池登山口(13:22)→姫逃池(13:25)→自然歩道取付(1328)→男三瓶分岐(13:50)→起点(13:58) 
 
先週の吾妻山に続き、カミさんを誘って草花観賞に出かけた。今回訪れたのは、名峰三瓶山。西の原の駐車場に車を置く。まずは、定めの松を見物。推定樹齢400年と云われる一里塚のクロマツで、かつては道の両側に対で立っていたが、西側が松枯れのため2007年6月に伐採されている。ゴルフ場のフェアウエイのようにきれいに刈り込まれた、草原の北端を東に辿る。目指す男三瓶山の頂稜には雲が立ち込めている。山頂に着く時分には消え去っていることを願う。道々、草原の草花に親しみながら上がって行く。約10分で姫逃池(ひめのがいけ)への分岐に出合い、その奥で扇谷道が右に分かれている。左の道が三瓶山西の原コースで、カラマツ林の中を横手に550m計り上ったあと、東に転じ、ジッグザッグに男三瓶山へと登っていく。やがて植生はカラマツの植林帯から灌木帯へと変わり、標高950mあたりから草原になる。ガレ場道のへりで、秋の草花たちが咲き誇って迎えてくれる。見晴らしは申し分なく、行く手に男三瓶が立ち上がり、右手に天空城趾のような子三瓶山、そして足下に西の原と浮布(うきぬの)の池が広がっている。誠に爽快である。ガレ場道でひと汗かいて、男三瓶の山頂台地に上がる。花ススキの原にシシウドが名残り花を咲かせていた。山頂に雲はなく、心地の良い風が吹き渡っていた。カミさん、ポレポレではあるが、ノンストップで男三瓶山頂に達す。駐車場からの所要時間1時間30分、立派なものだ。山頂北端の展望台に陣取って、お弁当を食べる。あいにく北方には雲が湧いて、出雲方面や大山を眺めることは叶わなかったが、眼下の北の原や三瓶町の家並みが見えたので、十分満足する。一息入れて名号(みょうごう)ルートに下る。約50分で女三瓶山からの道に合流した。ここからは、ブナ自然林の中に続く石ころの多い道であるが、小鳥の囀りを聴きながら下るのは心地よい。登山口に容易に出たものの、起点までの道のりはまだ長い。帰りの時間が遅くなるといけないので、この際、カミさんには三瓶自然館「サヒメル」で待ってもらうことにする。で、名号ルート登山口からはトレランペースにギアシフト。途中、姫逃池に寄り道したが、おかげで少し余裕をもって起点に還ることができた。カミさんに感謝!
アルバム

西の原の定めの松(9:36)

男三瓶山(左) 西の原より(9:39)

扇谷道分岐(9:59)

西の原と浮布池 標高955m付近より(10:52)

男三瓶山の山頂台地(西側)(11:20)

男三瓶山山頂(11:55)
 

名号ルート分岐(12:00) 

女三瓶山分岐(12:50)
 

天井ヶ原分岐(13:02)

名号ルート登山口(13:14)
 

姫逃池(13:26)

自然歩道の男三瓶山分岐(13:50)
 
出会った草花 

サワヒヨドリ(キク科)

オミナエシ(オミナエシ科) 

メドハギ(マメ科) 

フシグロ(ナデシコ科)

シラヤマギク(キク科) 

アキノタムラソウ(シソ科) 

イヨフウロ(フウロソウ科)

ホソバノヤマハハコ(キク科)

マツムシソウ(マツムシソウ科)

九州小米草(ゴマノハグサ科)

ヤマアザミ(キク科)

ママコナ(ゴマノハグサ科)

ウツボグサ(シソ科)

コオニユリ(ユリ科)

ツリガネニンジン(キキョウ科)

ホツツジ(ツツジ科)

クルマバナ(シソ科)

コウゾリナ(キク科)

 シシウド(セリ科)

シオガマギク(ゴマノハグサ科)

 フシグロセンノウ(ナデシコ科)

アキチョウジ(シソ科)

キバナアキギリ(シソ科)

ツルニンジン(キキョウ科)

サラシナショウマ(キンポウゲ科)

モミジガサ(キク科)

カニコウモリ(キク科)
     



軌跡図
                                                   所要時間:4時間24分、歩行距離:10.5㎞ 
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。