犬戻峡(いぬもどしきょう)
 
2人 2015.07.25 
寂地峡「やませみ」(7:58/8:01)→入渓(寂地峡出合)(8:05)→竜尾の滝(8:07)→堰堤1(8:12)→F1(8:20)→F2(8:52)→堰堤2(9:18)→堰堤3(9:29)→F4(9:45)→F5(9:58)→東屋下ゴルジュ(10:07)→F8(10:17)→F8落口(10:32/11:09)→F9落口(11:14)→F10(11:17/22)→F10落口(11:27/40)→橋桁岩(11:48/12:22)→堰堤4(12:46)→堰堤5(13:17)→階段ナメ(13:22)→メウゼン川出合(13:25)→林道終点(13:27/58)→犬戻し遊歩道入口(14:19)→岩塔(14:48)→起点(15:08) 
アルバム

寂地峡出合・入渓地点(8:05)

F1(8:20)

F2(8:52)

F5(9:57)

東屋下のゴルジュ(10:07)

F8(10:23)
Oさんを誘って犬戻峡を歩いた。寂地峡「やませみ」前に車を駐める。夏休みが始まったばかりのせいか、我々の車が一番乗りだ。寂地峡出合いの手前から入渓する。まずは竜尾の滝を観賞。水量が多く、例年にない迫力だ。Oさん、久しぶりの遡行で張り切ったのはよいが、早々に、ちょっと深めの瀬でスッテンコロリン。肩まで浸かって愉しそうに笑っている。清水の流れに感嘆しながら、ソロソロ遡る。最初の堰堤を越えて程なく現われるF1は,右側の草付を登ったので簡単。Oさん、落口に立ってどや顔。続くトユ状ナメの流れは、毎度のことながら、息をのむほどに美しい。ナメは程なく終わり、しばらくゴーロが続いて、F2に至る。泳ぐ気になれず、右岸をへつって水流の左を登る。Oさんには右岸を巻いてもらう。次いで、堰堤二つと小滝三つ(F3、F4、F5)をめぐって、東屋下のゴルジュに達す。F2落口から70分を要す。ずいぶん埋まったとはいえ、エメラルドグリーンの淵は今日も美しい。右岸をへつって、F6手前から左岸に移り、F7の落口に降りる。核心のF8は、杞憂に終わった。ロープは出したものの、Oさん、右側のラインをスルスルと登ってきた。リングボルトやハーケンが残置されているので、これらをつかめば、クサリ場のようなもの、ではある。
   

F9(11:07)

F10(11:19)

ワル谷出合上流の滑床渓流(12:26)

メウゼン川出合手前の階段ナメ(13:24)

メウゼン川(谷)出合(13:25)

寂地林道終点(13:58)
F9は、お助けロープで左を登る。一見難しそうだが、要所要所にホールド、スタンスがあって容易である。F10も上段は一応ロープを出したが、Oさん、苦も無く登ってきた。むしろ、下段落口の水流が怖かったらしい。いずれにしても、この渓の核心部をOさんに突破してもらうことができて、大満足。続く美しい滑床に癒されながら、橋桁岩に至る。昼食を取って蘇り、遡行を再開。滑床が今少し続いたのち、長―いゴーロ歩きが始まる。五つ目の堰堤を越えて程なくのところで、右からメウゼン川が合流している。今日の沢歩きはここまで、メウゼン川に入ってすぐの橋の袂(林道終点)から出渓した。沢靴を山靴に履き替え、林道を辿って起点に還る。途中、Oさんが犬戻し遊歩道から核心部の滝を満足そうに眺めていた。うーむ、次は細見谷、それとも浦石峡などどうだろう。



軌跡図
                                                   所要時間:4時間35分、歩行距離:11.3㎞