黒滝山(くろたきやま)
 
6人 2015.06.06 
前飯谷(9:08/18)→砂防ダム管理道のゲート(9:26)→管理道終点(9:52)→高鉢山分岐(10:46)→峠(10:58)→559m峰(11:29)→529m峰(12:23/50)→展望岩(13:15/19)→黒滝山(13:25/30)→展望所(13:40/52)→寿観音(14:30)→分岐鞍部(14:40)→後飯谷取付(14:58)→R186(15:11)→起点(15:45) 
 
前飯谷(まえいいたに)集落南端の里道待避所に車を駐める。里道を北に400m計り上がって右に取り、ゲートの横を抜けて砂防堰堤の管理道に入る。管理道は、750m計り先で夏草が茂る未舗装路になり、前飯谷川に出合って終わる。右に二万五千分の一図の破線径が続いている。取付は茂って分かりにくいが、中に入ると明瞭な踏跡がある。前飯谷川左岸沿いに40分計り北上して、右岸の少し広い道に出る。左に100m計り行くが、高鉢山への取付はなく、良い道が下っている。辿れば容易に前飯谷集落に出られるのかもしれない。今度調査してみよう。高鉢山への分岐は、右岸の道を右に行けばすぐにあった。10分余りのタイムロスである。高鉢山分岐からもよく踏まれた道で、10分で峠に上がり、南に尾根径を上り返す。最初のピークは北西面が開け、瓦小屋山や三倉岳がよく見える。559m峰を過ぎると、尾根径は西から南に転じて下っている。目指す黒滝山は、西側の南北尾根に渡らなくてはならない。どこかに黒滝山へ至る明瞭な踏跡があるものと思い込み、行きつ戻りつ散々迷走する。529m峰に着いたのは、もはや12時23分という有様。またまた約20分のタイムロス。皆さん、慣れないヤブ漕ぎにエネルギーを使い切り、シャリバテの面持ちである。うまい具合に、529m峰には東が開けた岩のテラスがあり、大竹の山なみや瀬戸の海を眺めながらお弁当を食べる。蘇って南に尾根を辿り、ようやく明瞭な踏跡のある黒滝山の主稜に移る。展望岩からの眺めでこれまでの難儀が帳消しになったとも思えないが、皆さんホッとした表情ではある。うーむ、559m峰から黒滝山主稜までの尾根ルートに明瞭な踏跡が無かったことを今頃になって思い出す。ゴメンナサイ。黒滝山の頂稜は、雑木に遮られて展望はなく、山頂には気を付けないと見落としそうな「黒滝山559m」の木札が架かっているだけ。木札に記されている559mは、551mの間違いではなかろうか。二万五千分の一図の等高線や高度計データからその高度は窺えず、9は1を書き換えているようにも見える。記念写真を撮って、南尾根を10分計り下ると、懸崖の上に出る。西方の眺めは、展望岩よりはるかに優っている。しばし留まって、岩国の山々を観望する。美しい景色にめぐり会い、勇躍して南尾根を下ったのはよいが、またもや支尾根の径に迷い込んで13分のタイムロス。泣きたくなる思いで本道に返り、487m峰の南尾根を下る。寿観音の上もよい展望所で、足下に弥栄大橋、顧みれば487m峰の懸崖が立ち上がっている。寿観音からは手作りの祠を巡りながら、前飯谷と後飯谷(うしろいいたに)の分岐鞍部に降りる。五叉路になっているが、本道は向かいの354m峰を南横手に下っており、ほかはいずれも途中でヤブになる、と思う。本道は、鞍部から400m計りのところで西に転じ、鬱蒼としたスギ林を抜けて後飯谷集落に出る。約20分の道程だ。そのあとは、北側の谷に下る里道を道なりに辿ってR186に降り、弥栄湖を巡りながらポレポレと起点に還った。
アルバム

前飯谷集落南端の里道待避所(9:15)

砂防ダム管理道終点(9:52)
 

高鉢山分岐(10:46)

559m峰(左) 529m峰より(12:49)
 

展望岩(13:15)

弥栄大橋 黒滝山南の展望所より(13:44)
 

白滝山 黒滝山南の展望所より(13:45)

釜ヶ原、二代木山、羅漢山(奥) 展望所より(13:44)
 

寿観音(14:30)

分岐鞍部(14:40)
 

後飯谷集落の黒滝山取付(14:58)

前飯谷集落入口(15:40)
   



軌跡図
                                                   所要時間:6時間27分、歩行距離:11.7㎞