恐羅漢山(おそらかんざん)砥石川山(といしごうやま)中山(なかやま)
 
単独 2015.02.15 
牛小屋高原Ⓟ(7:47/8:03→恐羅漢山(9:20)→1131.8m峰(10:00)→夏焼峠(10:06)→1166m峰(10:30)→砥石川山(10:50)→牛小屋谷・田代橋(11:46)→ヨビヤ峠分岐(12:00)→牛小屋谷右岸尾根(12:36/13:12)→ヨビ岩(13:23)→中山(13:48)→オオキビレ(13:57)→966m峰(14:08)→1015m峰(14:27)→1019.7m峰(14:41)→起点(14:55) 
 
牛小屋高原センターハウス前に車を駐める。すでに、レストハウス側の駐車場にはつぎつぎ車が詰めかけている。こちらも満車になるのは時間の問題だろう。牛小屋高原ヒュッテの前でスノーシューを履き、夏焼峠への道を辿る。かやばたゲレンデ北側の尾根に取り付く。蛇行するスノボのトラックを縫うように高度を上げていると、大岩の手前でボーダーの一団がそろりそろり降りてきた。今はやりのバックカントリーにしては迫力に欠けるが、低山薮山ではこれが精いっぱいというところか。主稜線には踏跡がある。夏道分岐を過ぎると圧雪車の跡が現れた。近ごろは、ブナ坂ゲレンデから山頂まで圧雪されているようだ。山頂は広い雪の原になって標柱は完全に埋没している。素敵な眺めを期待していたが、あいにくの霧である。早々に夏焼峠へ向けて下る。1126m標高点は雪の原になって開け、これから向かう牛小屋谷右岸尾根が一望できる。1131.8m峰まで降りて顧みれば、恐羅漢の頂稜はまだ霧に煙っていた。砥石川山第1ピーク(1166m)を間近に見て、一息入れる。夏焼峠を上り返し、尾根沿いに第1ピークに達すると、広い雪の展望台になっていた。恐羅漢、天杉山、サバの頭、そして間近に砥石川山第2ピークなどが眺められる。砥石川山本峰は、第2ピークに隠れて見えない。ブナ、ミズナラの緩やかな樹林尾根をポレポレ辿る。本峰手前の〈魔の池〉と呼ばれる湿地は、小さな雪の窪地になっていた。本峰は東面が開けた雪の原になって、正面に内黒峠、左にサバの頭、右に彦八の頭が連なっている。東尾根を田代へ下る。はじめはバカ尾根で、かすかな尾根筋に惑わされて北側の枝尾根に迷走する。ここは、ためらいなく東に下らないといけない。300m計り下ったところに二万五千分の一図に記された懸崖(大岩)があるので、これを目印にするのがよい。程なく尾根筋は明瞭となり、山頂から50分で牛小屋谷に降りた。田代橋に出てみると、欄干を超える雪を纏っていた。渡るのはちょっと怖いかも。取って返し、牛小屋谷の夏道を上がる。ヨビヤ峠への谷沿いの道は雪の急斜面と化して、とても辿れそうにない。やむなく右の尾根に取り付くが、こちらも始めはなかなかの急斜面である。大汗をかいて稜線に上がり、遅い昼食をとる。この際、雪のヨビ岩を見ておこうと下ったのはよいが、方角を間違えて、樹間越しに懸崖(ヨビ岩)を一望するというおまけが付く。満ち足りて、牛小屋谷右岸尾根を起点に向かう。中山の北東斜面が少々きついものの、ほかは穏やかな雪のマツ林で、愉しく牛小屋に還った。超満員の駐車場に圧倒されながら帰り支度を済ませ、あわただしく帰途に就く。そして、家に帰ってからスノーシューを置き忘れたことに気付く、という始末になる。翌朝、だめもとで現地に赴くが、愛用のスノーシューはどこにも見当たらない。あんなもの、盗る人がいるのかなぁ。いやな気持で牛小屋高原を後にした。
軌跡図
 所要時間:6時間52分、歩行距離:11.8㎞

 この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。
アルバム

牛小屋高原センターハウス(8:11)

恐羅漢山山頂(9:21)

1166m峰(砥石川山第1ピーク) 1131.8m峰より(10:00)

夏焼峠(10:06)

恐羅漢山 1166m峰より(10:32)

砥石川山山頂(10:50)

砥石川山東尾根の大岩(上部)(11:15)

田代橋(11:46)

ヨビヤ峠分岐(12:01)

ヨビ岩(13:27)

中山山頂(13:48)

1019.7m峰(14:44)