丸子頭(まるこがしら)彦八の頭(ひこはちのかしら)
 
7人 2014.04.26 
那須ギャラリー前(8:28/34)→うらおれ橋(8:43)→(林道風小屋線)→林道終点(9:01/06)→小屋(9:11)→藤十郎(10:33/38)→中三ツ倉(11:13/20)→前三ツ倉(11:43)→丸子頭(11:46)→前三ツ倉(11:49/12:19)→藤本新道分岐(12:40)→カサゴヤキビレ(12:46)→展望所(13:00/05)→彦八の頭(13:11)→1166m峰(13:49/56)→内黒峠(14:20)→イタホシ取付(14:25)→砂防堰堤(15:03/07)→津波橋(15:12)→うらおれ橋(15:16)→起点(15:21)
 
安芸太田町の那須ギャラリー前に車を駐める。園地の八重桜が満開で迎えてくれた。中高年男性七名、打ち揃い溌剌と出発。うらおれ橋を右に見て、風小屋林道を行く。鮮やかな芽吹きの中にミツバツツジが彩りを添えている。好晴の穏やかな日差しを浴びて林道を辿れば、あっという間に終点に至る。白い桜様の樹木名を尋ねられ、ヤマザクラなどの名を口にしていると、後続の単独行の方がヤマナシであることを教えてくださる。秋には直径3~9センチの果実が熟すそうである。長い上りが続くことを覚悟してもらって山道に取り付く。高度を上げるにつれて急坂のところも多くなり、Sさんの荒い息遣いを身近に感じ、たびたび休憩を入れる。藤十郎を過ぎると、踏跡が分からなくなるほどササが茂ってくる。おまけに、まだ完全に起き上っていないので、腰下にまとわりついて歩き難い。Sさん、中三ツ倉に達して曰く、「あの負荷はきつかった」と。一方、中三ツ倉の下にはまだ雪が残っていて、ちょこっと残雪歩きを愉しんでもらう。中三ツ倉で大休止して、丸子頭に向かう。雪で多少荒れたところもあるが、この縦走路は誠に心地がよい。ノンストップで丸子頭に達し、前三ツ倉に戻って昼食にする。みんなリフレッシュして、カサゴヤキビレまで大下りをする。Sさん、藤本新道分岐を過ぎて曰く、「まだ下るのかぁ」と。本山行の胸突き八丁、彦八の頭への上りを前にして、不安そうな面持ちである。案の定、中間地点の展望所では、ひとり道のへりに倒れ込んで、黙々と鋭気を取り戻していた。みんな元気で彦八の頭に立ち、1166m峰を経て、内黒峠に降りる。高校山岳部と思われる一行が、集中登山を終えて一息入れていた。もはや、横川側の展望所まで行って砥石川山など眺めるゆとりはなさそうなので、即、イタホシの谷へ取り付く。ルートには、かつてはなかった赤テープが丁寧に付けてある。スギ林の中の山道には落ち葉が敷き詰められて、とても歩き易い。一ヶ所崩地があって迂回したが、難なく下り、昨年竣工したばかりの大砂防堰堤を過ぎると、程なくうらおれ橋に還った。
アルバム

那須ギャラリー横の園地(8:30)

うらおれ橋・イタホシ分岐(8:43)
   

林道風小屋線終点(9:01)

藤十郎(10:33)
   

中三ツ倉東尾根(10:52)

中三ツ倉山頂直下の残雪(11:09)
   

中三ツ倉山頂の大岩(11:12)

丸子頭山頂(11:45)
   

彦八の頭西尾根の横手道(12:51)

内黒峠からイタホシへの取付(14:26)
   

イタホシ左岸尾根の崩地(14:41)

砂防堰堤(15:03)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:6時間47分、歩行距離:12.7㎞