阿弥陀山(あみだやま)
 
単独 2014.04.11 
佐伯区役所湯来支所(7:27/35)→伏谷川左岸尾根取付(7:45)→469.4m峰(8:22)→水防テレ黒谷中継局(9:15)→太田川林業地基幹線(9:59)→稜線(10:24)→891m峰(10:29)→盗伐地(10:35)→阿弥陀山(10:51/56)→送電線鉄塔新西広幹線117(11:14)→阿弥陀山西峰(11:57)→太田川林業地基幹線(12:08)→黒谷川左岸尾根取付(12:23/53)→697.3m峰(13:47)→大福寺東の墓地(14:23)→起点(15:14)
 
阿弥陀山へ北側(和田、菅沢)から上ってみた。佐伯区役所湯来支所に車を駐める。水内大橋を渡って湯来中学校の西側から伏谷川左岸尾根に取り付く。ところどころマツ林が混ざるスギ、ヒノキ林の尾根で、明瞭な踏跡がある。尾根に上がって30分もすると、スギ林の中に469.3m三角点があった。その先もひたすら南に尾根を辿ればよく、気楽なものである。やがて水防テレメーター黒谷中継局の建つ峠に出る。里道を横切った向いの雑木尾根にも踏跡は続き、やがてスギ林となって消失する。除間伐木で歩き難い急斜面をひと登りすると、太田川林業地基幹線に出た。この林道は白砂河内原(しらさごこうちばら)から阿弥陀山へ左回りに巻き上がり、大峯山の北東尾根に沿って続いている。急な法面を登った先のスギ林もなかなかのもので、急斜面の樹下にはキイチゴやヤマアジサイなどが茂って楽でない。一転、稜線には遊歩道歩があり、ハイキング気分で阿弥陀山の頂稜を巡る。891m峰南肩の盗伐地は茂ってきているが、まだまだ展望はよい。阿弥陀山の後ろに横たわる寒山(さぶやま)を見て、あの稜線歩きを今後の山行計画に加える。阿弥陀山展望台は、相変わらず周りの樹が育って見晴しは悪いが、囲いの上に立つと結構な景色が広がる。台地のような891m峰、ピラミダルな東郷山、そして、ここしか見ることのできない大峯、西大峯の秀麗な姿など。遊歩道を戻って、阿弥陀山西峰に向かう。送電線鉄塔新西広島幹線117から西に下り、広い鞍部を上り返す。このあたりの遊歩道は、ササに覆い尽くされて見る影もないが、尾根を外しさえしなければ、間違いなく西峰に立てる。ヒノキ林に囲まれた山頂を訪れる人は少ないのだろう。以前にも増してササが茂ってきている。南西尾根に下って太田川林業地基幹線に出る。ガードレールに平成12年度に竣工した小多田(おただ)工区と記されている。右(北)に取り、15分計り下ったところから黒谷川左岸尾根に取り付く。ころも良いので、尾根の開削法面に腰を下ろして昼食にする。立ち上がれば、北西に湯来冠山(小塩石山)が、その右の彼方に残雪の内黒峠が望まれる。こちらの尾根もヒノキ、スギの植林帯で、樹下の踏跡には落葉が敷き詰められて誠に心地よい。最後の急斜面を木登りで下りると、大福寺東の墓地に出た。その一角でカタクリがちょうど見ごろを迎えていた。墓主の方が日ごろから大切に育てられているに違いない。志割橋を渡り、辿った尾根を眺めやりながら国道488号線を起点に還る。
アルバム

湯来中学校裏門(7:43)

伏谷川左岸尾根取付(7:45)
   

469.4m峰(8:22)

水防テレ黒谷中継局がある峠
(9:21)
   

太田川林業地基幹線(10:00)

阿弥陀山(手前)、寒山 盗伐地より(10:35)
   

大峯山と西大峯山 阿弥陀山展望台より(10:54)

阿弥陀山西峰(11:57)
   

黒谷川左岸尾根取付(12:23)

697.3m峰(13:47)
   

大福寺東の墓地(14:28)

黒谷川左岸尾根 志割橋北詰より(14:41)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:7時間39分、歩行距離:16.9㎞