江ノ藤山(えのとうやま)灰ヶ峰(はいがみね)烏帽子岩山(えぼしいわやま)
 
単独 2014.03.31 
広二級峡バス停(8:05)→土山取付(8:11)→土山(9:22)→江ノ藤山(9:46)→大積山林道(9:55)→大積山林道起点(10:14)→灰ヶ峰ロータリー(10:18)→灰ヶ峰(10:45)→神山峠(11:18)→岩峰(11:53/12:21)→八畳岩(12:24)→八畳岩登山口(12:38)→鍋土峠(13:05)→鳴滝(13:30)→林道終点(13:43)→烏帽子岩山(14:04/23)→烏帽子岩(14:35)→烏帽子岩山登山口(14:46)→JR天応駅(14:55)
 
先週に続いてウォーキング。広二級峡バス停を起点に、土山(つちやま)、江ノ藤山(えのとうやま)、灰ヶ峰、八畳岩、烏帽子岩山と繋ぎ、JR天応駅まで歩いた。呉駅でバスを見逃して、タクシーで起点まで行く。早々の失態に少々めげるが、ダム湖の美しい景色を眺め、気を取り直して出発。ダム右岸道に入ってすぐ、土山の西尾根に取り付く。尾根には二万五千分の一図の破線径があるが、東広島・呉自動車道路に分断されている。この際、フェンスを乗り越えて立ち入り、車がいなくなるのを見計らって、大急ぎで対岸に渡る。後ろめたく、この場を早く離れたいばかりで、破線径の続きを探すゆとりもなく、シダが繁茂するヒノキ林の斜面に突っ込む。大ヤブこぎして尾根に上がると、遊歩道のような立派な径があり、林道に合流していた。うーむ、今日はウォーキングというのに、山の神様はヤブこぎをちゃんと用意してくださる。この尾根径は林道を跨いでも続いて、難なく土山に達す。山頂の手前で南西に転じた尾根は、穏やかなアップダウンを繰り返しながら江ノ藤山に至り、そのまま素直に流れている。尾根の径は明瞭であるが、ヒノキ林やマツ林に遮られて見通しはなく、土山、江ノ藤山いずれの山頂も展望はない。江ノ藤山の南東枝尾根に分岐がある。掲山(あげやま)を経て白糸の滝へ下っているのではなかろうか。江ノ藤山の南西尾根を600m計り下ると、林道に出た。竣工したばかりで、大積山(おおつみやま)林業専用道と名付けられていることから、土山・江ノ藤山の南東面を横手に通る林道に繋がっているのかもしれない。この林道は、山林火災の殉職者慰霊碑方面へ向かう林道に合流して、灰ヶ峰林道のロータリーに至る。神山(じんやま)方面に少し行ったところに灰ヶ峰への取付があった。踏跡にはサルトリイバラやホソバモミジイチゴなどが結構茂っており、一張羅のウェアだと気を使うルートである。取付から20分足らずで反射板や無線中継所のある東肩に達し、そこからは林道を辿って灰ヶ峰山頂に上がる。吹き渡る風は心地よく、辿ってきた山なみ、これから向かう山なみを眺めやる。眼下に広がる景色は春霞にけむっているが、それなりに美しい。北西尾根の道を下って神山峠に降り、左の市道を800m計り行くと、中国自然歩道が左に分かれている。自然歩道は里道から林道へと変わり、稜線鞍部の下で山道になる。鞍部の左の道は市原山と記されている。右にひと登りして、見晴らしの良い岩峰に上がる。四周の景色を眺めながら昼食をとる。ここから北に下れば、当初予定していた、大庭山(おおばんやま)を経て政畝団地へ出る自然歩道ルートである。南西肩の八畳岩に行ってみると、松ヶ丘団地へ下る尾根径が開かれている。この際、辿らない手はない。ずいぶん楽をさせてもらって、鍋土峠(県道278号焼山吉浦線)を越える。峠を10分計り下ったところで、林道の自然歩道が右に分かれていた。吉浦大川左谷の左岸道で、600mも上がると鳴滝に出合う。釜のない斜め滝で、すぐ上にトユ状の滝が続いている。源頭近くで林道は終わり、山道となって程なく稜線に上がる。稜線径を右に取り、烏帽子岩山に立つと、岩登りのご夫婦が先行されていた。挨拶だけのつもりが、話がはずんで、山頂に20分余り留まる。烏帽子岩や黒ナメラを巡って天応駅に着いてみると、電車は出たばかり。次の便は1時間先とのこと。うーむ、タイムロスの多い一日であったが、日程の帳尻は概ね合っている。
アルバム

二級ダム湖 二級峡トンネル北出口付近より(8:07)

東広島・呉自動車道路(R375)(8:21)

土山山頂(9:23)

江ノ藤山山頂
(9:48)

灰ヶ峰取付(10:20)

灰ヶ峰 東肩の無線中継所より(10:38)

東肩の無線中継所、江ノ藤山、野呂山 灰ヶ峰山頂より(10:46)

神山峠(11:18)

八畳岩 岩峰のテラスより(12:23)

鳴滝(13:30)

烏帽子岩山山頂(14:04)

黒ナメラと烏帽子岩山(14:3)



軌跡図 
                                                   所要時間:6時間50分、歩行距離:18.9㎞