虎ヶ岳(とらがだけ)烏帽子岳(えぼしだけ)茶臼山(ちゃうすやま)
 
単独 2013.12.16 |☁
島田駅(7:39/45)→旭登山口(8:14/18)→送電線鉄塔(8:35)→渓月院分岐(9:01)→観音寺分岐(9:14)→虎ヶ岳(9:40/57)→烏帽子岳(10:16)→妙見コル(10:28)→新山展望(10:40)→四等三角点「南中」(10:47)→中宮別れ(11:30)→葉山(11:33/40)→茶臼山(12:18/56)→上ヶ原分岐(13:05)→登山口(13:22)→妙見稲荷神社(13:31)→光駅(14:06)
 
島田(しまた)駅で下車。県道光玖珂線(144)を北上し、虎ヶ岳の旭登山口に向かう。立野橋東詰に立つと、これから辿る虎ヶ岳から烏帽子岳にかけての様子がよく分かる。島田川を渡り、周防の森ロッジの入口を過ぎると、虎ヶ岳への案内板がある。そこから左の里道に入って旭町の登山口に取り付く。ひと登りしたところに送電線鉄塔(下松火力光線50)があり、北方が開けて竜ヶ岳方面が望まれる。虎ヶ岳の主稜線に上がる手前に、展望台と呼ばれる小ピークがあるが、雑木が育ってその用を成していない。主稜線を東に下れば曹洞宗金剛派道場の渓月院に至る。登山道はよく手入れされており、虎ヶ岳までの間だけでも、旭町や渓月院の他に観音寺、常光寺、周防の森へのルートが整備されている。地元有志の方々によって開かれた、市民憩いの山なのである。虎ヶ岳の眺望は素晴らしく、毎年元旦登山者で賑わうという。しばしとどまって、烏帽子岳(八代)、物見ヶ岳、蓮華山、搭ヶ森、周防大島、大星山、皇座山、由布岳など、四周の山座を同定する。立ち去りがたい気持ちを抑えて茶臼山に向かう。烏帽子岳の山頂は立木が切り払われているが、灌木が育ってきている。北面が見通せて、彼方に陰陽分水嶺が望まれる。新山展望から見下ろす島田川沖積平野と周防灘が織りなす景色は、素敵である。新山展望の先に地形図には載っていない四等三角点があった。昭和49年に設置された基準点で点名は「南中」である。葉山で小休止。南面が刈り払われているが、カシの木やササが育って眺めは今一つ。虎ヶ岳から2時間20分計りを要して茶臼山に達す。好晴の空の下、ベンチに腰かけて至福の昼食タイム。ここからの眺めはいずこも絶佳であるが、とりわけ笠戸島が美しい。来た道を戻り、「雄叫びの丘」の先から上ヶ原に下る。20分で登山口に降り、作業道を辿ると程なく浅江無線中継所の管理道に出た。400m計り下ったところに妙見稲荷神社があり、心地のよい山行をさせてもらったことに感謝の祈りを捧げる。満ち足りて、静かな里道を辿り、光駅に帰り着いた。
アルバム

虎ヶ岳と烏帽子岳 立野橋東詰より
(8:05)

虎ヶ岳旭登山口(8:14)
   

竜ヶ岳遠望 送電線鉄塔より(8:35)

虎ヶ岳山頂(9:40)
   

烏帽子岳山頂(10:16)

島田川と水無瀬島 新山展望より(10:39)
   

四等三角点「南中」(10:47)

葉山山頂南面の眺め(11:40)
   

茶臼山山頂(12:18)

笠戸島 茶臼山山頂より(12:20)
   

茶臼山の上ヶ原登山口(13:22)

妙見稲荷神社の妙見社石祠(13:36)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:6時間21分、歩行距離:15.5㎞