石童山(いしどうやま)
 
単独 2013.12.08 |☁
南桑橋東詰(12:17/45)→南桑駅(12:46)→(古道)→高佐手集落跡(13:10)→地蔵尊と墓石のある峠(13:13)→残土処分場跡(13:15)→(林道)→山道取付(13:25)→石童山山頂(13:49)→かまど跡(14:12)→人麿神社(14:31)→南桑駅(14:35)→起点(14:38)
 
行波(ゆかば)から187号線を辿って美川町南桑(なぐわ)に至る。南桑橋東詰の堤防道に車を駐める。コンクリート胸壁の天端に腰かけて、錦川の河川敷や南桑橋を眺めながら昼食。南桑橋を渡ったところが清流線南桑駅で、「こもれび号」の到着に行きあう。駅ホームへ上がる階段の向いに石童山へ続く古道の入口がある。よく踏まれた道がスギ林の斜面を横切って尾根に上がり、そこから南に回り込んで反対(西側)斜面に続く。谷の源頭辺りが高佐手(たかさで)集落のあったところらしく、たくさんの石垣やコウゾを煮たという竈(かまど)の跡などが往時を偲ばせる。間もなく墓石や地蔵尊のある峠に出て、右手の残土処分場跡地に上がると、南側に林道がある。林道を左に200m計り行ったところに石童山への取付があり、再び山道に入る。道は時おり倒木が遮るが概してよく、石童山の北尾根を縫うようにして続き、容易に山頂に達した。南面をわずかに見通せるが、山座の同定は難しい。南尾根にしっかりした径が続いている。当初は滝山地区から椋野駅に出て、国道187号線を辿って起点へ還る予定であったが、もはや時間切れ。来た道を戻り、途中で南桑駅の背戸にある人麿神社にお参りした。小さな古びたお宮で、杉木立の中にひっそり建っているが、まだしっかりしている。現在、本社は対岸の河内神社境内の山神社(やまのかみしゃ)に相殿祭祀されている。南桑駅に降りると、「せせらぎ号」の到着に行きあった。これで錦川清流線のキャラクター列車4両のうち、3両にめぐり会ったことになる。なんというしあわせ。ちなみに、この素敵な列車は「清流と奏でる自然の風景」をテーマに2007年から2008年に新調されたもので、ボディカラーは「桜のピンク」「森林のグリーン」「蛍の光のイエロー」「清流のブルー」を使い、車両の中央には「川面」の画像が配されている。座席もレベルは高く、1時間~1時間30分の間隔で運行しているようで、ぜひ一度乗ってみたい、と思いながら起点に還った。
アルバム

南桑橋東詰の堤防道
(12:42)

南桑橋(12:45)
   

南桑駅に停車中の「こもれび号」(12:47)

石童山登山口(12:47)
   

コウゾを煮る「かまど」の跡(14:12)

地蔵尊と墓石のある峠(13:13)
   

残土処分場の出入口(13:16)

石童山への取付(13:25)
   

石童山山頂(13:49)

石童山山頂の南面(13:49)
   

高佐手人麿神社(14:31)

南桑駅へ入る「せせらぎ号」(14:35)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:1時間53分、歩行距離:5.65㎞