岩国城山(いわくにしろやま)
 
 2人 2011.04.03 
錦帯橋上の河川敷Ⓟ(9:09)→錦帯橋西詰下(9::21)→展望台登山口(9:31)→展望台(10:13)→姉ヶ山(10:18)→護館神(10:43)→岩国城・横山(11:21)→展望園地(11:24/48)→北の丸散策道→大釣井(11:59)→二の丸跡→登山道分岐(12:05)→日本庭園(12:23)→吉香神社 12:38()→河川敷Ⓟ(13:03)
 
女房殿と岩国城山の桜見物に出かける。折り良く、錦帯橋上流の河川敷駐車場に車を駐めることができた。今年の開花時期は少し遅いようで、右岸河川敷の桜は七部咲きといったところ。人出はまだまばらであるが、あちこちにブルーシートが敷かれ、陣取りが行われていた。2時間もすれば花見客で埋め尽くされるに違いない。閑散とした桜花の下を漫ろ歩いて、路の両側に咲き揃った菜の花のほのかな香りと彩に癒され、心地の良い出発となる。錦川右岸の道を行くと、稲荷神社を過ぎたところに展望台登山口がある。よく整備された径を上って行くと、ミツバツツジとアセビの花に出会う。40分ばかりで展望台に出た。東面の潅木は刈り払われ、広く整地されて、市民の憩の場となっているようだ。木陰に寒暖計が吊るされており、10℃を示していた。錦川デルタが指呼の間に俯瞰され、その先に姫小島と甲島が浮かんでいる。あいにくの春霞で、四国山地まで望むことはかなわない。南西約70mのところに三角点(三等)があり、姉ヶ山という札が掛けられていた。北側にマイクロウェーブのアンテナがあり、周りは立木に囲まれて展望はない。南に下る道を尾根伝いに行けば、欽明道路の上を通って大応山(だいおうやま)に至るらしい。姉ヶ山展望台から北に続く尾根道を下って、鞍部を登り返したところから斜め右に入り、岩の間を少し下ると護館神に出た。この石灰岩の岩山は、岩国城の石垣の石切場だったところで、お館を護り、城山を鎮めるために、天狗堂が建立(1783.3)され、護館神が祀られたと云う。参道は鞍部から巻いて上がっており、ご神体の裏手から参拝したことになる。姉ヶ山展望台から40分で、ロープウェイ山頂駅前の広場に到着。桜はまだ二部咲きの様子。本丸で美味しいお弁当を食べてから、北の丸散策道、二の丸と、お決まりの史跡めぐりをやって、急な登山道を下る。20分とかからないで、日本庭園に降りた。吉香公園の桜は八部咲きの見ごろで、この時間になると、たくさんの花見の客でにぎわっている。吉香神社から公園広場を経て、最後に立ち寄ったギャラリー松香(しょうこう)の庭で、静かに美しく咲く椿に出会った。
アルバム

錦川右岸河川敷の桜並木(9:24)

展望台登山口(9:32)
   

展望台(10:14)

姉ヶ山山頂(10:18)
   

護館神
(ごかんじん)(10:43)

岩国城のからくり時計(11:04)
 

岩国城旧天守台(11:22)

岩国城空堀(11:57)
   

大釣井
(おおつるい)(11:58)

吉香神社(12:41)
 

御土居
(おどい)南東側の堀(12:41)

岩国城と紅梅
 吉香公園より(12:44)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:3時間54分、歩行距離:7.14㎞