掛津山(かけづやま)苅尾山(かりうざん)
 
 単独 2011.01.22 
高原の自然館(8:18/28)→霧ヶ谷湿原(8:42)→二川キャンプ場(8:56)→土草峠(8:25)→芸北八幡テレビ中継放送所(10:08)→掛津山(10:20)→南側の電波塔(10:26)→車道交点(10:30)→苅尾山取付(10:56)→猿木峠(11:03)→1123.6m峰(11:35)→苅尾山(12:23/48)→雪霊水(12:53)→東屋(13:28)→千町原(13:41)→高原の自然館(13:46)
 
「高原の自然館」を起点に、掛津山から苅尾山へ周回した。県一番の豪雪地だけあって、八幡原は例年にない積雪で1mはゆうにある。スノーシューを履いて出発。ワカンに比べて重いが、雪が深いときは、こっちのほうが数段歩き良い。霧ヶ谷湿原は一面の雪の原となって、湿原再生の様子は窺えない。二川(ふたごう)キャンプ場から土草峠に上がる林道は、数ヶ所が倒木で遮られ、越えるのに難儀する。掛津山の北尾根を登ること40分、芸北八幡テレビ中継放送所のある頂稜に上がる。頂上の標柱は、深い雪に埋もれて場所が特定できない。スキー場の華やかな賑わいを横目に頂稜を南進するが、ナラガシワが密生して歩きにくいので、NHK無線中継所の手前から車道に降りる。そこは素敵な展望所で、天気が良ければ、四国の山も望まれる。途中から夏径のある南西尾根を下るが、西に大きく外れて、かなり上で車道に出る。948m標高点から苅尾山の南西尾根に取り付く。雪が深く、立木の枝に遮られて、ルート選びに苦労する。猿木峠などは、分からないまま通り過ぎる有様。それでも、苅尾山から下るのに比べればずいぶん楽で、例年のように、広い尾根を右に左に彷徨うこともなく、取付から1時間30分で苅尾山に到着。頂上の大岩は殆ど雪に埋まっている。昼餉を取っていると、中年夫婦が千町原から登ってこられた。この大雪の中、奇特な人がいられるものだ。中年夫婦のトレースのお陰で、難なく千町原に降りる。カヤトの原は、美しい雪の原に姿を変えて迎えてくれた。雪はよく締まっており、無垢の雪原をひとり歩くのは、誠に心地が良い。東屋が、かつて見たこともないほどの雪帽子を被って、雪野原に浮かんでいた。遠くで子供の歓声が聞こえる。八幡原牧場の緩斜面で、子供たちが雪すべりを楽しんでいるのだ。よきかな。
アルバム

芸北高原の自然館「中門造り民家」(8:22)

掛津山山頂(10:20)
   

芸北国際スキー場おーひらエクスプレス降場(10:21)

苅尾山山頂(12:23)
   

千町原の東屋(12:28)

雪すべりに歓声をあげる子供たち(13:41)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:5時間18分、歩行距離:11..3㎞