荒谷山(あらたにやま)高嶽山(たかだけやま)泣き別れ(なきわかれ)
 
単独 2010.12.19 
安芸高田市無料駐車場(7:10/15)→吉田分れ(7:38)→正力分岐(7:47)→正力集会所(7:57)→小山分岐(8:41)→荒谷山分岐(9:17)→荒谷山(9:27)→荒谷山林道峠(9:34)→485m標高点(10:05/22)→鞍部(12:02)→高嶽山(12:25/50)→高嶽山三角点(12:56)→396m標高点(13:36)→泣き別れ(県道37)(14:16)→出発点(14:42)
アルバム

安芸高田市無料駐車場(7:14)

向原町八東戸(やとうど) 県道37号線より(7:27)
荒谷山から向原の「泣き別れ」までの分水嶺歩き。中国自動車道を広島北ICで降り、上根から井原に出て、県道32号線をたどって向原に入る。「梨の木」の信号を左折。芸備線を渡って、最初の右折路に入ると、右手にKさんに教えてもらった、安芸高田市の無料駐車場があった。早速、車を駐めて、駅前の通りを北に向かう。道は駅駐車場の先で東に下って、県道32号線に合流。県道をたどり、芸備線陸橋の上から西方を眺める。霧に霞んだ分水嶺が八東戸地区に下り、「泣き別れ」の分水界とつながっている。後刻、ここに降りてくるまでの遠い道程を思い、毎度のことながら緊張する。
 

正力分岐(7:47)

正力地区の最奥部(8:07)
陸橋北側の市道に入り、分水界の様子を探ったが、住宅が建て込んでよく分からない。次回は見当で東の分水嶺に取り付くしかなさそうである。圃場整備された田園の畦道から吉田分れに出た。サンヨーレザーの手前で県道29号線を捨て、正力へ向かう。戸島川沿いの道の途中に向原庭園復興期成同盟管理棟と記されたプレハブが建っていた。かつてこの地に、妙寿寺という古刹の庭園があったらしい。市道分岐から20分もすると集落は終わり、その上で未舗装の林道になった。
 

小山分岐(8:41)

戸島川源流部の湿原(8:51)
最奥の民家から30分のところで、吉田町の小山へ抜ける道が分かれている。道のへりに「入山禁止 きのこ類、花木類、こけ類その他一切の採取を禁ずる 小山生産森林組合」の看板が立っていたが、この際、入らせてもらう。小山分岐から下入江分岐(小山分岐から約10分)あたりにかけて、谷間は広い湿原となり、その中を戸島川が蛇行している。
   

荒谷山山頂(9:27)

荒谷山林道の峠(9:35)
下入江分岐を過ぎると、林道は南に転じて勾配を増してくる。峠手前の分岐を右にとり、平坦になったあたりで尾根に取り付いて、少し行くと、見覚えのある荒谷山の頂上があった。尾根を北に下って、峠に降りた。一息いれて、向かいの分水嶺に取り付く。
   

正力南西の鞍部(12:02)

高嶽山の三角点標柱(12:56)
尾根に上がると、良く切り開かれて茂ったところは殆どなく、快適な稜線歩きとなる。松林帯には、白いビニールテープで「止め山」の印が付けられていた。ところどころに鉄条網まである。大した松茸山なのかもしれない。485m標高点で少々迷走したが、順調に登降を繰り返して、高嶽山の444m標高点に到達。昼食の後、三角点標柱のある東峰に寄道をした。潅木に囲まれて展望はない。
   

真栄根
(まさかね)南西の鞍部(13:25)

県道37号線のへりに立つ分水界標示板(14:29)
高嶽山南東の鞍部には林道が通っていた。これを横切って、向かいの尾根に上り返す。北東に尾根をたどり、328m標高点の先から東の枝尾根を下って八東戸の分水界に降りた。芸備線陸橋の西の曲り角に泣き別れの標示板がある。見た目には、もう少し南側が高いように感じるので、水の流れを地の人に聴いてみると、南北両方に流れているとのこと。なるほど、そういうものかもしれない。



軌跡図 
                                                   所要時間:7時間27分、歩行距離:20.1㎞