西宗北東鞍部(にしむねほくとうあんぶ)猿喰山(さるまみやま)本地峠(ほんじだお)
 
単独 2010.07.17-18
7/17 
上阿坂活性化センター(7:31)→砕石場(7:44)→広域農道分岐・開拓記念碑(8:12)→林道入口(8:34)→ため池(8:41)→西宗=寺原(8:52)→836m峰(10:35)→千町原=寺原(11:12)→759m峰(11:51)→千町原=奥今田(12:12)→699m峰(12:36)→千町原=奥今田(13:18)→森のカフェ&レストランDude(13:29)→県道313号線(13:43/14:06)→出発点(14:51)
7/18 
上阿坂活性化センター(7:37)→熊野新宮神社(7:45)→県道314号線(8:00)→本地峠(8:12)→滝脇山(8:45)→上阿坂東の鞍部(9:30/40)→697m峰(10:32)→717m峰(11:05)→猿喰山林道(11:17)→猿喰山(11:32/12:04)→猿喰山西の鞍部(12:25/46)→千町原=奥今田(13:39)→広域農道分岐(14:06)→上阿坂活性化センター(14:49)
アルバム

上阿坂活性化センター(7/17 7:34)

吉木川上流左岸の県道313号線(7:52)
西宗北東鞍部から猿喰山までを計画して、旧豊平町上阿坂にやってきた。ちょうど良い位置に活性化センターがあり、駐車する。気象庁は今日ごろ、九州北部から北陸にかけて梅雨が明けたと発表。真夏の太陽が照りつける中を、西宗に向けて出発する。梅雨明け前の集中豪雨は、各地に大きな被害をもたらした。とりわけ、庄原と岐阜県八百津町の土砂崩れは甚大である。御当地、烏帽子から中原に抜ける県道313号線でも、路肩が崩れて、通行止めになっていた。
 

開拓記念碑(8:12)

836.1m峰三角点(10:35)
谷間に沿う狭い県道をたどると、千町原の入口に、開拓記念碑が立っている。昭和20年8月、大戦の終結と共に緊急開拓臨時措置法により農林省の開拓用地106町の山野に昭和21年5月に85戸入植。原村長吉原寿郎氏外村民有志の御尽力を得、開拓し自立農業に成果を挙げた所以を記念する、とある。西宗=寺原の鞍部から分水嶺に取り付く。前衛峰から先は、東から南に回り込んで鞍部に下っている。樹林下の切り分け径を上り返すと、836.1m峰の標石があった。ここからは、南西に下る町境の切り分け径と分れ、東に続く藪の尾根を降った。
 

千町原=寺原の鞍部(11:14)

759m峰山頂(11:51)
836.1m峰の肩の小ピークから藪の中を南東に下ること25分、迷走の末、やっと千町原=寺原の鞍部に降り立つ。寺原側は杉の植林地、千町原側は雑木の林道峠である。千町原側に下ればDudeの所に出る。鞍部を南東に上り返すこと30分、759m峰の頂稜に出た。南に少し行くと千町原側が開け、まだ新しい四等三角点の標石があった。見晴らしの良いここで昼食にしなかったことを、後で悔やむ。
   

千町原=奥今田の鞍部(12:14)

森のカフェ&レストランDudeの入口(13:29)
樹間越しに猿喰山を眺めながら、微かな踏跡をたどって千町原=奥今田の鞍部に降りた。腹は空いているが、この際、昼食は猿喰山でと、取り付く。が、699m峰に上ったあげく、散々迷走して、ヘロヘロになって、鞍部に舞い戻った(12:11~13:19)。鞍部から千町原方面に600mばかり下った、森の中に山小屋風のレストランが建っていた。森のカフェ&レストランDudeというイタリアンのカフェレストランで、要予約(0826-85-0880、11時~日没、月曜休)とのこと。今度お邪魔することにしよう。
   

城山と699m峰 上阿坂南東の里道より(7/18 7:57)

本地峠(8:11)
今回は、上阿坂活性化センターを出発点に、本地峠から滝脇山、猿喰山へと、繋ぐことにする。県道314号線に向かう町道から北方を眺めると、先週苦労した699m峰の稜線がよく見える。県道314号線に出て、10分ばかり上ると、本地峠。地元では萩原峠と呼ばれ、かつては悪路の難所であったが、平成19年2月、広~い道路に変身している。石籠工法が施された急なのり面に取り付いた。
   

滝脇山山頂(8:46)

上阿坂東の鞍部(9:40)
本地峠から急な藪の斜面をひと登りすると、稜線に出た。踏跡があり、峠から30分で滝脇山に着くが、立木に囲まれて展望はない。笹の下に、ひっそりと三角点標石が埋まっていた。踏跡は北西に下って上阿坂に出るようであるが、分水嶺は滝脇山北東のピークから真北に向かっている。これがバカ尾根で、さんざん迷走して鞍部に降り立つと、広島山稜会の札が掛っていた。
   

717m峰北の鞍部・猿喰山登山道(11:14) 

猿喰山山頂(11:32)
697m峰の頂稜から西北西に転じて717m峰に至り、再び北に下ると、立派な登山道が現れた。上阿坂の砕石場あたりから続いているようだ。上って行くと間もなく林道に出た。未舗装の林道をたどると、NTTやテレビ局などの電波塔が建ち並ぶ山頂に着いた。上りきった最も高い所に798mの三角点があり、樹林越しに展望できる。昼食にして、至福のひと時を過ごす。
   

千町原=奥今田鞍部の南西斜面(13:39) 

県道313号線の広域農道分岐(14:06)
山頂南側の局舎横から藪尾根に取り付き、西に回り込んで鞍部に下った。鞍部を西に上り返し、北北西に尾根をたどり、見覚えのある699m峰の肩に到達。北東に下って、千町原=奥今田の鞍部に降り立つ。眺望のない藪山歩きも、少々鼻に付いてきた。今回は計画どおり歩きとおせたので、少々バテ気味ではあるが、爽快な心地で帰路に着く。20分で県道に出た。広域農道は、室積ハイツの北側を通って県道40号と繋がり、上阿坂=千町原間の迂回路として利用されている。
 



軌跡図 
                                                   7月17日 所要時間:7時間22分、歩行距離:16.7㎞ 
7月18日 所要時間:7時間11分、歩行距離:14.2㎞